HACCP導入でリスクゼロとは限りません

 HACCPの仕組みは、全ての工程でリスクの分析を行うことによって適切な管理手段の組み合わせでリスク排除して、安全を確保する素晴らしい仕組みです。しかし、これを管理運営するのは人間です。もちろん人(従事者)は教育訓練の計画が実施され、確実な行動が約束されるわけですが、決まった通り動く「機械」とは全く違います。即ち、うっかりやポカミスは避けることができません。 HACCPで懸念されるリスクは、意外にも「従事者」…との配慮が重要です。 従事者の教育訓練に加え、コンディションや人間関係などのある種“監視”的な観察も必要と思う次第です。しかし安易な取り組みは、個人情報など他の問題もあり注意が必要かもしれません。