妥当性の確認と検証サイクルで改善

 HACCP手順では、ハザードコントロールにおいてその管理手段の適切性、妥当性(validation)を確認して管理プランを作ることとされています。ハザードによる危害情報を論文で確認、実際のデータで確認などにより管理手段の有効性を確認するのです。

こうして作られた管理プランをモニタリング(monitoring)で監視し、最終的にその適切性を検証し、問題がありそうなら再度妥当性の確認をやり直す、管理手段を複合的に組み合わせて有効性を高める…などの改善を行うことが求められています。

通常ハザード回りではモニタリングが行われているはずですから、モニタリングデータから見直しの必要性事象が読めるケースもあると思います。

 ハザード管理プランは一度決めたら終わりでなく、プロセスに関わる機械の老朽化、作業員の慣れからくる手順の正確性欠如などチェックは欠かせないといえます。