食品安全に大きな影響を及ぼすGHP項目

 Codex2020改正では、一般衛生管理(GHP)の重要性を改めて訴えています。

一般衛生管理は「前提条件プログラム」(PRP)とも言われ、最も基本的な管理事項として通常の運営の中で行えばよいとされるため、CCPやOPRPなどに注目しがちですが、実はこの前提条件となる一般衛生管理が確実にできていないために事故になった事例がしばしばあります。

Codexでは、特に「より大きな注意が必要な項目」として、“食品が直接接触する器具、道具、作業台などの衛生、安全性”をあげています。

壁や天井などの衛生管理とは比べることのできないレベルでの衛生を確保せよということです。

 そのためには、接触する恐れのある面の衛生レベル測定のモニタリング頻度を上げる又は高い評価基準を適用する…などを再考する必要がありそうです。