作業内容で衛生レベルを分ける

 製造作業は、加工の進み具合によって求められる衛生レベルが違います。加熱や殺菌前の原材料の処理は汚染区域で、調理作業は準清潔区域で、加工後や包装時の製品の扱いは清潔区域で、といったように区分けが必要です。これは他の作業、環境からの交差汚染を避けるためです。

 区画と言えば、壁やカーテンなどで仕切るのが一般的ですが、実は床にラインテープでも従事者の行動を意外と制御できます。

飛沫や空気環境まで区画が必要な場合を除き、交差汚染防止の一つの方法であることは確かです。