旧国鉄で開発された「うっかり忘れ」防止方法

 人が行う作業には、ヒューマンエラーというリスクが伴います。人が関わることが多い飲食事業者としては、健康被害につながりかねない処理工程は間違いなく確実に行いたいものです。

 旧国鉄では人命を確実に守るために、人間を心理学的に分析し必要な行動を確実に行うための「特別な行動」を発見しました。

それはその作業場所を指差すこと、作業や作業場所の名前(呼称)を言うこととしています。

鉄道研究所では、その有効性について検証され、現在ではJRはじめ鉄道各社でも引き継がれています。

 食品工場でも、確実に行うことが求められるプロセスは多く有り、この例に倣いたいところで、従事者の行動基準、手順にこの考え方を取り入れたらどうでしょうか…という提案です。